根こそぎ。

2005年11月19日 読書
今日きたDMが、PECTに出てた人からのだったんだけども、
スパイラルムーンに客演で、KGBの河嶋さんとも共演だとか。
あぁ、やはり狭いなー。そこが好きです。

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あぁ、読み終わってしまった。
ていうか読んでしまった。受験生なのにっ。
まぁ、今の時期に、小説7500円分とか買ってる受験生もいたし、いいことにしよう(ぉ)

「ネコソギラジカル 下 青色サヴァンと戯言遣い」
を読みました。
以前からずっと読んでる、戯言シリーズの最終巻で。
ていうか、最初ミステリーだったのに、最後には完全にライトノベルになってたのがちょっと残念。
や、最初からライトノベルだったんでしょうか?
その辺の境を知らないからなんとも言えないわ。
ただ、ライトノベルって言葉が、どうしてもなんか、あっちの匂いをかもし出すから、なんかなー。みたいなー。
いや、面白いのは面白いと思いますけども。
書いてる方々も真面目なんだとは思うんだけれども。

色々この最終巻についての感想とか見たわけだけども、伏線未消化に納得いってない人が多い。
(いくつかはわかりにくいように消化されてたりするんだけど)
しかし、なんでそれが納得いかないのか納得いかない。
全部が全部、伏線が消化されたら、すごい陳腐なものになる気がしません?
現実世界じゃそんなことありえないじゃないですか。
逆に、伏線を消化しないことで、現実味がでて、各キャラクター達がより深く掘り下げられてるように感じてならない。

舞台でいうところの、台詞にない動きだと思う(まさかの話題転換)
例えば、暗転間際の思わせぶりな表情とか。
ハケ際の微妙な動きの違いとか。
言葉じゃないから明確にわかるわけじゃないけれど、
そのことで観客は何かを想像するし、心境の変化を知るし。

そういうのと同じだと思う。

戯言シリーズを知らない人にはまったくよくわからない感想だと思うけれども、
総評としては、ちょっと残念。
上・中・下
と3部作で、上巻がすごい盛り上がって、そこからだんだんおとなしくなっていった感じで。
もっと怒涛の展開!を凝縮!ってのが好みだったのかもしれない。
ただ、まぁ、この中だるみ感も含めて、この作品らしかったなぁ、とは思う。

@@@
以下、本当に本のレビューだけです。興味ない人は見ても面白くないです。
(戯言シリーズとはっ!

主人公である「僕」こと”いーちゃん”の視点で織り成される物語。
全9冊。うち、6冊は、ミステリー。まぁ、そこまでガチガチの推理小説じゃないんだけど。
普通の人から、超人まで出てくる。まぁ、そこは、小説ということで。
そんな超人達の中で、少し変わったところがあるといえども普通の人間である”いーちゃん”が、「戯言」で、問題を解決したり物語を進めていく。
グロいとこも多し。
後、主人公の背負ってるものが重過ぎる。でもそこがまた面白み。
根底にあるのはどんでん返しかなー。
シリーズ最初の「クビキリサイクル」では、何回もドンデン返されて、ひきつけられました。

後はキャラクターの魅力。あぁ、これだけ書くと
「キャラ小説か」とか思われそうで嫌だけど。
人類最強の請負人とかー。
もうね、言動も行動も、最強の名に恥じないような。

そう、タイトルが面白かったからこそ手にとった感じで。
「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」
「クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識」
「クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子」
「サイコロジカル 上 兎吊木骸輔の戯言殺し」
「サイコロジカル 下 挽かれ者の小唄」
「ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹」
「ネコソギラジカル 上 十三階段」
「ネコソギラジカル 中 赤き制裁VS橙なる種」
「ネコソギラジカル 下 青色サヴァンと戯言遣い」

語呂がよくて、台本のタイトルにならないかなーって、数日考えたことがあるけど、一個も思いつきませんでしたorz

とにかく面白い!
ただまぁ、タイトル見てわかるように、キャラの名前とかも激しいです。

七々見奈波とか、右下るれろとか、想影真心とか。

そういうので敬遠する人もいそうだからなぁ・・
興味あったら試しに!試しに!貸すし!
後は文体が苦手な人は苦手かも。
初めて読んだ時はびっくりした。
でも、少し読んだら気にならなくなったけども。

とにかく面白かったです。
終わってほしくない映画を見てる感じでした。
疲れた・・
今日は、なんていうか、後半に色々凝縮しすぎてた。
勉強と遊びをたくさんして、休憩ないまま現在に至ります。
そんな明日は模試だよ!

ようやくtonakaiくんとこで「とらば!」第4回が出ました。
けど、今日は疲れてるんで、こみっくばとんだけ書いたら寝ます。
明日やります。
なんか最近とらば!廃れてきてるらしいからみんなやったげよう。
ミクシィの人もやってみよう(ぉ)

tonakaiブログ
http://wayside.blog12.fc2.com/

@@@
美鈴から回ってきました。
サンクス。

1.Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)

数えられません(爆)
何せ小1から大好きだからマンガ・・
妹のとか親父の抜きにして、目算で5〜6百あるぞこれ・・
どんだけ金つかってんだ俺・・逆に凹むわ・・(ぉ)

2.Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)

・ハンターハンター。
単行本だと絵もちゃんとしてるんです。なんていうか、すごい、生ぬるい少年漫画じゃ踏み込まない精神まで描いてるというか。
ご都合主義にならない、というか。いい。

・マテリアルパズル。
あんま知られてません。ガンガンで連載中。
発想とか、すごい好き。ギャグも秀逸。
ストーリーもいい感じ。
なのになぜ人気がない・・

3.The last comic I bought (最後に買った漫画)

・クロスゲーム(あだち充)
ずるっ!
H2のドラマ化、タッチの映画化ときて、ここで新しく野球漫画で新作って!!!
ずるいよ!!!!
ファンだから買うけど!!!面白い!!(死)

4.Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

今面白い漫画に書いた2作以外に5つ。

・銀魂
現在ジャンプで連載中。台詞回しが面白いし、時々熱くなる話も好き。
微妙に新撰組とかかすってるのもいい(笑)

・ポケットモンスタースペシャル
めざきが小学4年生くらいから続いてる連載。
小学○年生、でね。ゲームの中の決められたストーリーでしかなかったのが、この漫画ですごい幅広い世界に感じられます。
ポケモン好きだったらぜひ一読を。マジすげぇ。

・最終兵器彼女
何度読んでも第1巻のタイトルのでたところで寒気がする。
ここまでありえない話をリアルに書けるなんて・・
台本に生かしたいですね。
あぁ、また読みたい!
(学校で読んでたら先生に取り上げられて以来一回しか読めてない)

・今日から俺は!
絵は下手なんだけど、話の作り方が面白いというか・・
悪役のたてかたとか、その悪役によって与えられる読者側のストレス。
そしてそれをすっぱり晴らしてくれる主人公。
面白いっす。

・ハーメルンのバイオリン弾き
表紙が綺麗で、どんな漫画なんだろう、と思って手を出した漫画。
中身はえぇ!?って感じだった。
37巻くらいあるんだっけか?なんか、悲痛な話が多い。
ボス戦みたいな真面目なところでギャグを入れるという、当時の自分には衝撃的だった漫画。

5.Five people to whom I’m passing the baton (バトンを渡す5名)

・サツキ
・ノリヒロ
・果奈さん
・シブスケ
・v;taさん

レベルE (Vol.1)

2005年9月17日 読書
ていうか、美鈴とハルは、ブログなんて書いてないで勉強した方がいいんじゃないか?まったくもう。
俺もか。
いやいや!俺は勉強してますよ!

@@@

せっかく果奈さんとこから紹介?みたいのがきたんで、レビューで(ぉ)
ちなみに、レビュー、下手ですorz

このマンガは、現在習慣少年ジャンプで「ハンターハンター」を連載中の冨樫先生が、「幽遊白書」の連載後、月1連載で書いていた漫画。らしい。(調べた)

月1連載だから、まず、絵が超綺麗。
なんでこんなに!?ってくらい。
そういえば今週のハンターも下書きだったなぁ。

あらすじとしては、地球に、宇宙人の王子がやってきます。
その王子がとんでもなく子供っぽくありながら超天才なんです(何)
そんな王子の天才的な子供のような悪戯に周囲がかき回され、一気に地球の危機までに!

みたいなのがスタンダードに。
結構短編集みたいな感じで。

冨樫先生は天才だ、と思える作品です。
綿密に構成されたストーリー。
複雑にからみあう伏線。
そしてこれ以上あるのか!ってくらいのドンデン返し!
ドンデン返されてからもう一度読み返したくなること間違いなし。
シュールな笑いに、恐ろしいまでの心理描写やらグロテスクな表現。
何か一つでも冨樫作品を読んだことがあるなら、そういうダークな部分を垣間見たことはあると思います。
それが、結構全面的に出てるような。

全3巻なんで、ぜひ読んでみることをオススメします。
家の隣で猫が盛って鳴きまくってます。
初めて聞いた時あれ、赤ちゃんの声に聴こえてさー。怖かったなぁ。
あ、今日のは本当に隣の家の赤ちゃんの鳴き声だ(爆)
あ、違う、猫も鳴いてやがる。

さっそく調べてみましたー。なつかしー。
って言いながらも、読んでるはずなのに最初の頃の設定とかまるで覚えてなかったり。

せっかく中井くんがメール送ってくれたんで勝手に記載(爆)

「僕は海賊ポケットだ。
海に出たなら敵はない。
打てば命中ジャン
力仕事はケン
おいしいお料理ポン
いつも勝負はアイコでしょ
それいけたからはすぐそこだ
ポケットケポットトッポケト」

なつかしー
そうそうそうそう!これを書かないと!とか。
ずっとずっと待ってました、実は1年半ぶりだとか!
ネコソギラジカル発売〜!!
でも、これ、400ページ弱の厚さでありながら、上巻。これから、まだ、発売時期未定の中巻、下巻があります(爆)
とはいえ、ずっと読んできた戯言シリーズ完結編。
読んでいいやら悪いやら、一気に読むのはもったいない、みたいな妙な感覚に襲われています。
というわけで、なんだかんだで買って3日で、じわじわと9分の7くらいまで読んでしまった(爆)

今までは突拍子もない話ながらもちゃんと推理小説っぽくなっていたものの、最終シリーズはどうなるのかまったくの不明。
ただの物語になってしまいそうな予感。
でも、面白いのはキャラが面白いからか。
あぁ、早く読んでしまおうか〜
はい、最近台本読む傍らに読んでる小説です。
勉強もせずに・・(涙)
大分前に買ったんですけど、読む機会を逃してて、最近一気に。
自分の好きな戯言シリーズの外伝的なものなんですけどね。

グロいんです。読んでて「いてっ」って言いそうなくらいー。

はがれたり、切断されたり、はみでたり、薙いだり、伸びたり、
ひぃぃー。
でも読んじゃうんですよね(ぉ)

人を殺す、死ぬ、について色々考えさせられる話です。

・・ただ、これの肩書きが「青春エンタ」なのは、いいのだろうか、と思うが。
この際だからレビューも書いてしまえ!ってことで。
今日は文章大量です。(もしいたら)日記読者の方には申し訳ないです。
感想書くの下手だから、もうネタバレにしちゃいます。
嫌な方は読まないで。

これは『ブギーポップは笑わない』の、ブギーポップシリーズで有名なSF作家上遠野浩平さんのナイトウォッチシリーズ。

絶対的な虚空、上も下もわからない宇宙空間で、どこからやってくるのか、正体、目的不明の強大な敵、「虚空牙」との戦い。
主人公はナイトウォッチと呼ばれる機体で戦う。
ただ、その機体も、主人公側だからといってかっこいいものでもない。歪な模型みたいな。

これだとただの宇宙戦争SF。もちろんそれだけじゃない。

「今」生きているこの現在・現実が、宇宙空間で戦闘する主人公達の精神を安定させるためのプログラムでできた世界だ、っていう話。

実際、とっても悲しくないですか?主人公達じゃなく、それに気づいていない回りの人たちが。
誰かと話したり、喧嘩したり、恋したり、そういうのが全部、プログラムなんです。おっそろしい。

この小説を、久々に昨日ちょっとだけ読み返してたわけです。
この作者は作品の最初と最後に、何かの本を引用して台詞を残してくんですけど、そこで
「天の光は全て星」って言葉を見つけたんです。語呂が好きで、頭に残してたら、合宿で星を見てる時に、はっ!っと。
あぁ、台本書きたぁい。

ちなみに、ナイトウォッチシリーズって、言うくらいだから続いてます。
「私は虚夢を月に聴く」
「あなたは虚人と星を舞う」
です。もう一個続くのかな?

最終兵器彼女 (1)

2004年10月20日 読書
一度は読んだ方がいいと思う漫画。そういえばちょっと前にアニメ化もしてたんだっけ?

やばいです。これは、心にずしりときます。
読むと、なんか、何かが壊れます。でも読まずにいられない、そんな漫画。

当初、タイトルしか知らなかった自分は、ギャグだと思ってました。そうじゃなかった。
心底怖くて、切なくて、感情移入しやすくて、どこが苦しいんだかわからなくなるような。

簡単なあらすじ。
北海道に住む高校生のシュウジ。成り行きで付き合うことになったその彼女、ちせ。そんな彼女が、戦争のために改造されて、最終兵器になってしまった。

・・・?
あらすじ書くと何か変な漫画みたいだぞ?(爆)

ありえない設定だけど、もしそうなってしまったら?
ただの恋愛物じゃなく。
日常がゆっくり壊れていってしまうような。

今まで付き合ったことがある人とかは、すごい感情移入できると思われます。

だめだ!国語力がない!とにかく読んでみて!
絶対はまるから!!
ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 西尾 維新 講談社

暇な時間があったので(後々の日記参照)「ヒトクイマジカル」のいいとこだけ読み返してみる。
止まらなくなる。
すごい勢いで死んでいく(?)人。
書き方が、きっと嫌いな人も多いんだろうなーとか思いながら熱中。
心地いい(?)気持ち悪さとか感じながら頭がぐらぐら。

「もしいーちゃんが、私の物じゃなくなったら、世界を壊すよ」
とか。

SF推理小説だからこそのすっごい設定。
だからこそできる無茶もあるんだけどねー。

この前も中井くんに
「ライトノベルだけじゃなくちゃんとしたものも読め!」(注:言い方は多少違います)
とか言われたけれど、時間できるまでいいや。
ISBN:4840208042 文庫 上遠野 浩平 メディアワークス 1998/02 ¥578

めざきが、SF小説に目覚めたきっかけ。
なんで急にこのレビューを書くのか。この本に関する話がでたからです。

この小説、もうシリーズで軽く10冊超えてたりするんですがね。
面白いんですよ〜。読んだのが既に2、3年前だから詳しくかけねぇ。

「世界の敵が現れた時、自動的に僕は浮かび上がるんだよ。だから名を、不気味な泡(ブギーポップ)と言う」
みたいな。

で、書きたかったのはこのシリーズ2作目。
「ブギーポップ・リターンズ・VSイマジネーター」
その話には、人の意志に乗り移る、つまり、人の意志を勝手に動かす謎の存在、「イマジネーター」がいるわけです。
それと相対して戦うことこそが、人の第一歩だ、という。

この話を、昨日紹介した渋谷くんから2000文字弱のメールで届く(笑)
なぜなら、今回の彼の役はコロス。今までそんな役をやったことがないうちの演劇部はあたふた。
顧問と彼が話し合って、そこから彼がイメージしたのがブギーポップ。

コロスは象徴。大衆の意志。
ブギーポップは世界の意志。イマジネーターも一人の世界の敵の意志の塊。それを感じ取って。

「おぉ!じゃあ、明日から練習できるね!」
「ゴメン。実はまだぜんぜん決まってないんです」

あほぅ。

そんな突き放し方も面白いタイミングなんで良し。
べた褒めですね。
ISBN:4061822330 新書 西尾 維新 講談社 2002/02 ¥1,029
えっと、プロフィールに最近面白かったって書いちゃったんで、レビューしたいなぁと。

クビキリサイクル。ジャンル・・なんだろう。
新青春エンタ!って書いてあるけれど。
強いていうと、SF推理エログロ系?

首斬り殺人・首絞め殺人・惨殺・惨殺・連続惨殺・・
という具合に、すごいことになってます。

超天才少女の青色サヴァンの玖渚友と、戯言遣いのいーちゃんの織り成す不思議な推理小説。
いーちゃんのネガティブ加減がいい感じ。
本編はほぼいーちゃん視点で進みます。

ありえそうでありえない。
キャラがみんなたってて、面白い。

毎回必ず用意されてる大どんでん返しが楽しみ。

言葉遊びが面白い。タイトルのゴロとかね。
「クビキリサイクル」「クビシメロマンチスト」「クビツリハイスクール」「サイコロジカル」「ヒトクイマジカル」
という具合に。
近々、最終章の「ネコソギラジカル」刊行です。お楽しみに。
ISBN:4088734270 コミック 増田 こうすけ 集英社 2003/05/01 ¥410

ブックレビュー、何か書きたいなぁ、と思って浮かんだのがこれ。
かなり知名度が低いから知られてないけれど、
自分は正直、このマンガを超えるギャグマンガを見たことが無い。
確かに「銀魂」も好きだけど、そういうのとは圧倒的に違う。

大体一話読みきりだけど、中にはシリーズ物も。
ジャージ姿の聖徳太子と小野妹子の話とか、弟子に蹴られっぱなしの松尾芭蕉とか、最高です。
一番好きなのは4巻の「陰陽師物語」
「お化けめっちゃ怖い!」と冒頭から言い続ける陰陽師の話です。
細部にまで凝ったギャグマンガ。
電車やら立ち読みでは危険です。噴出します。
月間ジャンプで連載中。なんなら単行本貸すから読むんだ!(爆)