オクスリオペラ

2005年8月28日 演劇
今日の日記を書く前に、昨夜の予告通り、今まで見た中で一番好きな舞台についてー。

って言っても。
多分、台本が一番好きなんだと思います。
表現とか、演出だとか、笑いだとか、やっぱり色々特化してる団体はあるわけで、今回書くのは台本。
色々台本の講評とか聞いて、あぁ、どうしたら直せるかなぁ、と考える時に、
無意識に見本にしているような台本の舞台があるんです。
それを、今回は書きます。

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サッカリンサーカス
「オクスリオペラ」

以前も何回かブログ内に出てきた気がする。
もう解散しちゃった劇団。これしか見てないー。他の舞台も観てみたかった。

さめ先輩が客演で出演ということで観にいきました。
早稲田の系列だったのかな?

台本のすごさを書きたくて、一通りストーリーを文章で書いた。

でも、なんか、やっぱり違う人が文章化するとすごみも薄れるというか。
というわけで、詳しくストーリーは載せません(汗)
知りたい方はいつか、聞いてください。

健康第一家族。
しかし、その健康は、薬によって作られたものだった!
父が兄を連れて、母が姉をつれての再婚。唯一血のつながった妹が家族をつなぐ。そしてその妹以外は薬に蝕まれる体。
病院嫌いな家族。そして薬への異常な執着。
そして薬を売りつけにやってくる薬屋に嫌気がさした主人公は、なんとかして金持ちの息子と結婚をしようとする。
そんなある日、妹が血を吐いて倒れてしまう・・!
そして薬屋は言う。
「この薬があれば、娘さんの命は助かりますよ」
金持ちの息子は言う。
「急いで病院へ行きましょう!これは薬でどうにかなるものではない!」
しかし、母親は拒み続ける・・・
その真相とは!?

で、真相をツラツラ書いていくと、非常に稚拙になってしまうので、書かないです(爆)

前半の笑えてどこか異常でテンション高く進んでいた話が、
怒涛のようなドンデン返しで
後半に暗く重く、やっぱりどこか異常で、それでいて辻褄が完璧にあっている話に持っていかれる。
で、どん底まで持ってかれた後、最後這い上がるまでをキチンと描ききっていて、驚くほどしっかりまとまっているわけです。

やっぱり意表をつくドンデン返しって重要だと思うんですけども、この台本のドンデン返しはすごかった。
伏線を全部まとめてひっくり返した、っていうか。

大分前のことなんでちょっと薄れ気味ですけど、正直非の打ち所がないです。

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あーあんまりすごさを伝えられた気がしない!(汗)

実はこれ、tonakaiくんもシブスケも一緒に見に行ったよねー。
うん、余裕あったら、トラックバックしてレビューしてくださいorz
二人のが批評能力絶対あるから!
・・あ、二人がこの台本すげぇ、って思ってなかったらあれかもだけども(汗)

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