そこにいたのは、今朝道端でぶつかった、あの白い女その人であった。
「・・え!?なんで?」
状況をまったく理解できない。よくよく考えたら、さっきぶつかって名前を言われたくらいなのだから、もしかしたら知ってる人なのかもしれない。
もし知ってる人なのだったら、朝といい今といいとても失礼なことをしている。どうしよう。
すると、おくの部屋からひょこっと顔を出す親父。
「おかえり直人くん」
そこにいたのなら、最初に大声だした時点で気がついていただろう。恐らく、困惑する俺を見て楽しむためだ。くそ親父め。
「だ、誰?この人?」
「この人は、新しい奥さあいたぁっ!」
足が踏まれている。
「この人は、家政婦のバイト。夏休みを利用してね。半分ファームステイ、みたいなもので」
「そうなんです〜」
あぁ、そうか、親父一人だと大変だよな。女の人がいないと何かと大変なこともあるし・・
「いや、おかしくない?」
「ん?そうかな?お父さん的には若い女の子が家にいてくれるんだから幸せだけど」
「そういう問題じゃなくて!」
「大丈夫ですよ、何かされたら即警察に通報して突き出しますから」
この人、雇われてるはずなのに怖いこと言ってるぞ。
「そんなことより直人、お前プールがどうのこうの、って言ってなかったか?」
「あ、そうだ!」
急展開のせいで忘れていた。もしかしたら二人のどちらかはもう家にきてしまうかもしれない。
「じゃあのいちゃんの最初の仕事だ!直人の水着とか用意!」
「場所知りません」
「あーじゃあ一緒にしよう」
よくわからないまま、二人は奥へいってしまった。
ちゃらんぽらんな父親と、よくわからない女。乃衣とか言ったっけ?
変な名前だ・・

「直人ー!」
外から声がする。この声は靖だ。
まず、友達とプールへ行く。それが最優先事項なのだった。

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超久しぶりです。
台本書いてるせいか、会話で話を進めようとしてしまうからダメだダメだ。文才ないのか。ない。
すごい設定です。気にしないでください。後々わかる・・・のかなぁ?(マテ)

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