これね

2004年10月16日 音楽
リリィ
 『スポットライトの下 自分を叫び歌った
 思うように伝わらなくて そのたびにこぼれる弱音を
 今はまずいとあわてて その場は上手く隠して
 真夜中鍵かけた部屋 膨れたポケット裏返すと ほら
 でてくる弱音の数 一日分想像つくかい?
 ところが君は笑った 幸せそうに笑った
 当然僕は怒った 「真面目に聞けよ」って怒鳴り散らした
 それでも君は笑った 「かわいい人ね」と言った
 叫んでも 唄っても その一言には勝てる気がしない

 低いステージの上 必死でかっこつけた
 自分も人も上手にだまし 夢を見て 夢を見せた
 大言壮語も吐いてやろう そういう歌も唄った
 真夜中鍵かけた部屋 その歌が ドアを叩き続ける
 「出て来い!」嘘ついてた自分の歌にかっこ悪く脅されるんだ
 ところが君は笑った 「かっこいいよ」と言った
 これだけ僕が愚痴っても 僕の目を見てそんな言葉をくれた
 「そういうところも全部 かわいい人ね」と言った
 つくっても 気取っても その一言には全て見られていた

 ポケットいっぱいの弱音を集めて君に放った
 強がりの裏の嘘を放った ぶちまけた

 終電を告げる放送 慌てて駆けていく人
 右手に君の左手 もう 離さなきゃ
 改札を抜ける時 「最初で最後の人」 そんな言葉が浮かんだ
 言わないで行くとしよう
 最後に振り返る 確かめたい事があるんだ
 やっぱり君は笑った 別れの傍で笑った
 つられて僕も笑った 「また会えるから」って確かめるように
 やっぱり僕は唄うよ もう一度叫び唄うよ
 今まで一度も 使うことのなかった言葉を混ぜて
 スポットライトの下 低いステージの上
 改札で言わなかった あの言葉にもう一つ 言葉を混ぜて
 こう呼ばせてくれないか 「最初で最後の恋人」
 この歌が部屋のドアを叩きにきたって 胸をはれるから』

スポットライトとか、ステージとか、演劇っぽいのもはいってて好き(爆)

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